キツかったバイト

物流の積み込み作業のアルバイト|辛かったバイト体験談

その地獄のバイトは物流の積み込み作業でした。

年末の繁忙期に一ヶ月の短期バイトとして募集していました。時間は夜の十時から翌朝七時まで。

時給は千円を越えていたと思います。深夜割り増しも当然付いていました。労働日も自分で指定して自由にシフトを組んで良いとのことでした。

面接に行ったのですが面接というよりは登録という感じでその場で採用が決まりました。おそらく不採用になった人はいなかったでしょう。

仕事内容は言葉にすると単純でした。バイト初日に社員がした説明は「ここに流れてくる荷物をこのコンテナに入れろ」でした。

では詳しく説明しましょう。

宅配便の荷物がベルトコンベアで運ばれ、各地区ごとのレーンに仕分けされます。

レーンはさらに細かく地区が分けられ細く短いレーンが六から八ほど枝分かれしていました。バイトはここに立ちます。

ベルトコンベアから大レーンまでの地区ごとの仕分けは機械が自動的に行ってくれますが、枝分かれレーンでの仕分けは各バイトが宛先を目視して自分で取り分けます。手動です。

この枝分かれレーンは末端に行くに従い流れている物量が減ります。

枝の根元ではその地区全ての配達物の宛名を見なければなりません。根元から末端へ行くに従い荷物は徐々に回収され最後尾は残されたその地区か、取り漏れた荷物だけです。

当然最後尾が一番楽です。逆に先頭にいる人が苦難を味わうことになります。

もっとも取りこぼした荷物は係の人間が回収し再度ベルトコンベアへ流しますので百パーセント確実に取らなければ行けないと言うわけではありませんが、あまりに多いと社員から注意されます。

仕分けされた荷物は『コンテナ』と呼ばれる大きな運搬用の台車に収納します。

「収納します」は良いのですが問題はどんな大きさの荷物がいつ流れてくるか分からないと言うことです。

例えば大きい荷物から順に小さいものが来れば最初に大きい物をコンテナに乗せ、余った隙間に小さい物を押し込めばきっちり収まります。

しかし現実はそうはいきません。小さい物しか来ず不安定な積み方をしているところに大きなものが来たら最悪全て出して積み替えなければなりません。

社員からはできるだけ隙間を無くして積むように言われましたがかなり難儀しました。

しかも枝レーンの場所によって流れてくる荷物の量にかなり差があります。物量の多い地区もあれば少ない地区があるのです。

このレーンへの人員配置は新入りもベテランも関係ありませんでした。

その日に発表されるメンバー表に物量の多い地区、または枝レーンの根元などありありと忙しい場所に自分の名前を見つけた時は目を疑いました。それはバイト三日目のことでした。心が折れました。

また、コンテナでの積み込み作業が遅れると自分のレーンに荷物があふれてきます。

そうなると隙間を無くして積むなど言ってられません。とにかくコンテナに押し込む、これだけです。

しかし社員にそのコンテナを見られると「もっと上手く積めない?」などと注意を受けます。入って二、三日の新人バイトに言う言葉かと内心思いました。心が折れました。

そして悲劇はさらに続きます。

一定時間ごとに満載したコンテナをトラックの発着場に運びます。

ここではトラックのドライバー自身がコンテナをトラックに積み込みます。しかし積み方の悪いコンテナではドライバーに「走行中に崩れるだろ」と怒られます。

この倉庫において、レーンに立つバイトの仕事は『コンテナに荷物を入れ、発着場に運ぶ』までです。よって発着場で私が積み替えをすることはありません。その先はドライバーの仕事となり、中身を崩れないよう積み替えるのはドライバーなので余計怒りを買うことになってしまいます。中には怖いドライバーもいましたのでストレスが半端ありませんでした。心が折れました。 もう一つ不満だったのが休憩時間でした。休憩時間は計九十分ありましたが与えられたのは三十分が三回でした。

二回目の休憩で食事を取るのですが食事時間込みの三十分は物足りなく感じました。

逆に通常休憩の三十分は長く感じました。個人的には六十分の食事休憩に十五分の休憩2回がベストだと思います。

職場の人たちの人柄

職場の人たちはやはりというか納得というかガテン系の人が多いです。

頭を使う仕事ではないので言わずもがなです。しかも新人に優しくなく「新人は苦労しろ」と言わんばかりでした。

ちなみにこの短期バイトには私物を入れるロッカーは与えられず提供された紙袋にいれて所定の場所に置いておくというセキュリティーも何もない有様でした。

当然、財布や携帯などは入れておく訳にもいかず、肌身離さず持ったまま仕事をしていました。

また冬でしたので会社より防寒着を貸与されたのですが、翌日その紙袋に入れておいた防寒着がなくなっていたこともありました。

社員に盗難の旨を伝えると「たまにそう言うコトするヤツいるからな」と大して気にとめておく様子もありませんでした。ちなみに防寒着は予備のを貸してくれました。

いずれにせよここのバイト連中の質はちょっと頂けないようです。

具体的にもらったお給料

給料は深夜の業務とあってかなり稼げました。さらに条件付きでボーナスもありました。

十二月の繁忙期と言うことでまず二十日以上出勤すること、そして細かい日付は失念しましたが中旬から下旬にかけての一週間を毎日出勤すること、この条件を満たした者はボーナスとして五万円もらえました。

これはかなり美味しかったです。ただし上記条件を一日でも休むと六万マイナスとなります。(ボーナス5万+日給分約1万)

かなり頑張ってシフトを入れた上、ボーナスも頂けたので結果的に二十七、八万ほど頂きました。

これからやろうと思っている人への注意点

正直お勧めはしません。報道でもあるように最近、大手ネット通販を受け持っている物流業者はパンク寸前です。

私がバイトしていたのはかなり前の話なので今の方がより厳しいかもしれません。違う話になってしまいますが同じ時給で肉体的に楽な事務の仕事もあります。

それでも深夜帯の高い時給に引かれるのならば止めませんが。もう一度言います、お勧めはしません。


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